この研究は、ナイジェリアにおける高周波(RF)放射へのばく露に関連した認知および経験を、行動および睡眠についての自記式アンケート(30問)で調べた(N=~240)。χ二乗検定を用いた二変量解析を実施して、RF放射の波源としての電子機器と、回答者の社会人口統計学的特徴との関連を調べた。二変量ロジスティック回帰を用いて、RF放射の波源としての電子機器についての良好な知識との関連を調べた。回答率は約84%であった。その結果、RF放射に関連するメンタルヘルスへの負の影響のうち、倦怠感/疲労(69.6%)、集中力の欠如(69.1%)、頭痛(62.4%)が上位に挙げられた。20歳以上の回答者の29人(56.9%)は、20歳以下と比較して、電子機器からのRF放射についての良好な知識を有していた。また、町村部に住む回答者45人(59.2%)は、都市部にすむ回答者56人(44.4%)と比較して、電子機器からのRF放射についての良好な知識を有していた。この研究の回答者は、メンタルヘルスに対するRF放射の有意な負の影響を経験していることが示された、と著者らは報告している。
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