この研究は、3.1テラヘルツ(THz)放射が大腸菌(Escherichia coli)のタンパク質発現に及ぼす影響を、レポーター分子として赤色蛍光タンパク質を用いて調べた。大腸菌を培地上で33 mW/cm^2、パルス反復周波数10 HzのTHz放射に連続8時間でばく露した。その結果、照射領域からのプラスミドコピー数、タンパク質発現および蛍光強度は、それぞれ非照射領域の3.8倍、2.7倍、3.3倍高かった。これらの知見は、3.1 THzにばく露した大腸菌ではプラスミドの複製が有意に変化することを示唆している、と著者らは結論付けている。
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