この研究は、A375ヒト黒色腫細胞に対する35.2 GHzミリ波ばく露のアポトーシス促進作用とその根底にあるメカニズムをイン・ビトロで調べた。細胞をミリ波に15、30、60、90分間ばく露した後、細胞の生存能力を細胞計数キットで判定した。アポトーシスを生じた細胞をアネキシンV/ヨウ化プロピジウムで評価した。アポトーシス関連タンパク質(切断カスパーゼ-3および-8を含む)の発現の変化をウェスタンブロットで調べた。その結果、ミリ波ばく露はA375細胞の生存能力を阻害し、アポトーシスを誘導し、切断カスパーゼ-3および-8の発現を上方制御することが示された(P < 0.05)、と著者らは報告している。
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