[BTS[携帯電話基地局]アンテナモデルから発せられた900 MHzの無線周波にばく露した脳内での微量元素の恒常性およびビタミンEの防護的役割] med./bio.

Trace elements homeostasis in brain exposed to 900 MHz RFW emitted from a BTS-antenna model and the protective role of vitamin E

掲載誌: J Anim Physiol Anim Nutr 2020; 104 (5): 1568-1574

この研究は、脳の鉄(Fe)、銅(Cu)、亜鉛(Zn)およびマンガンMn)濃度に対する900 MHz無線周波RF放射へのばく露の影響、ならびにこれら微量元素恒常性に対するビタミンEの事前投与の防護的役割を調べた。成獣の雄のSprague-Dawleyラット20匹(200 ± 20 g)を無作為に4群に割付け、対照群ばく露なし、蒸留水を投与)、処理対照群ビタミンEを250 mg/体重kg/日で経口投与)、処理群(ビタミンEを250 mg/体重kg/日で経口投与+900 MHz RFばく露)、擬似ばく露群(900 MHz RFばく露)[訳注:原文ではsham-exposed group (exposed to 900 MHz RFW) ]とした。ラット(ケージ内で自由に動き回ることができた)をRFに連続する30日間(4時間/日)ばく露した。脳組織中の微量元素のレベルは、実験最終日に原子吸光分析を用いて判定した。その結果、900 MHz RFばく露は、Fe、Cu、Mnレベル、およびCu/Zn比の有意な増加、ならびにZnレベルの有意な減少を生じた。ビタミンEの事前投与は、Fe、Cu、MnおよびCu/Zn比を改善したが、Zn濃度は改善しなかった、と著者らは報告している。

ばく露

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