<目的>これまで電磁界が骨形成を促進するという報告がある。今回、パルス電磁界がニワトリ胎児のBMP mRNAの発現に影響するか否かを検討した。 <方法>3.5mTの磁界および9mV/mの電界にニワトリ卵、胎児0から15、17および19日まで曝露した。その後、Calvariaを取り出し、RNAを抽出し、BMP-2、BMP-4、ALPase、Beta-action、DNAをプローブとしてノーザンハイブリダイゼーションを行った。 <結果>コントロールでも19日胎児において15日胎児と比較してBMP-2とBMP-4のmRNA発現は増強している。電磁界に曝露した群ではコントロールと比べて15日で強いBMP-2とBMP-4のmRNA発現があった。Beta-actionやALPaseのmRNAの発現は変化していない。ここで見られたBMPmRNAの発現増強は極めて僅かで、しかも安定性に乏しい。このため、Slot blot解析をして確認の実験を行った。やはり、コントロールに比べ、電磁界曝露群で胎児15、17日で有意にBMP-2とBMP-4のmRNAの発現増強があった。
このウェブサイトはクッキー(Cookies)を使って、最善のブラウジングエクスペリエンスを提供しています。あなたがこのウェブサイトを継続して使用することで、私たちがクッキーを使用することを許可することになります。