この研究は、1.5及び2.5 MHzの周波数範囲を用いる治療用の無線周波(RF)デバイスが、DNAの酸化状態に影響を及ぼすかどうかを調べた。下鼻甲介肥大と診断され、下鼻甲介に対するRF治療を受けた患者27人のDNA損傷を、抹消リンパ球のアルカリコメット解析で評価した。総抗酸化状態(TAS)、総酸化状態(TOS)を自動測定法判定し、酸化ストレス指標(OSI = (TOS/TAS) × 100)を計算した。その結果、RF印加前に採取したサンプルと比較して、1日目及び15日目にはOSI及びTOSの値の上昇、ならびにTASの値の有意な低下が認められた。DNA損傷については、1日目には統計的に有意ではない増加が認められたが、15日目には有意差は認められなかった、と著者らは報告している。
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