超低周波(ELF、< 300 Hz)磁界は立位平衡を変化させ得ることが、研究で示されているが、この周波数範囲の高い磁束密度の平衡への急性影響は系統的に調べられていない。この研究は、50及び100 mT(rms)磁界、ならびに1.5 mAの交流にばく露された参加者22人について、立位平衡への急性応答を調べた。姿勢変化を調べるため、圧力変位の中心(COP)を収集し、分析した。経路の長さ、面積、速度、低(< 0.5 Hz)及び中(0.5-2 Hz)帯域のパワースペクトルを計算したところ、陽性対照の直流電気刺激については予測された影響が示されたが、時間変化する刺激(交流及び磁界)については有意な影響は示されなかった。但し、この研究で用いた特性の実験装置からの姿勢データについて、有意なバイアスのある安定化作用が認められ、これが仮説立てられた結果を中和したかも知れない、と著者らは結論付けている。
このウェブサイトはクッキー(Cookies)を使って、最善のブラウジングエクスペリエンスを提供しています。あなたがこのウェブサイトを継続して使用することで、私たちがクッキーを使用することを許可することになります。