商用周波磁界(MF)へのばく露による繁殖への悪影響の懸念が一般に広がっている。胎児への影響を調べるために、妊娠させたメスのSDラットを0ガウス(対照)、0.02 G、 2G、また10G、または10Gまでの間欠(1時間On/Off)磁界にばく露させた。MFばく露群も擬似ばく露群も妊娠6-19日目に、1日当たり18.5時間ばく露させた。15匹の陽性対照群を設け、妊娠11,12,13日に体重当たりETUを85mg/kgで口経より投与した。磁界のモニタリングは実験中行った。ばく露群のMFの変動は2%以内で、擬似ばく露群は0.7mGを超えなかった。ばく露群の母獣の体重、組織重量は、ばく露および擬似ばく露両群で相違は見られなかった。また胎児の生存、体重にも両群で違いは見られなかった。以上のような結果、60Hzにばく露されたラットの胎児の成長に影響がないことが分かった。
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