<目的>50HzのSinusoidal磁界にラットを曝露することによりメラトニン血清値及び松果体酵素活性に影響するか否かを検討した。 <方法>オスのウイスターラットを使用し、25℃、12時間、明、12時間、暗の日内サイクル下で飼育した。磁界の強度は1、10及び100μTとし、短期間曝露は9w齢のラットを12時間、長期間曝露は5w齢のラットを1日当たり18時間(2:00pm~8:00am)30日間とした。ラットはメラトニン値がピークに達する2:00amに赤色光下に屠殺した。血清は-20℃で保存し、松果体はドライアイスで保存した。松果体のホモジネートよりN-acetyltransferase(NAT)及びHydroxyindole-O-methyltransferase(HIOMT)活性を測定し、血清メラトニン値はラジオイムノアッセイにて測定した。 <結果>1)Sinusoidalの磁界はNAT活性を抑制したが、HIOMT活性には影響しなかった。 2)磁界の影響は、曝露時間と強度に相関した。 3)松果体機能に及ぼす磁界の影響は集積効果があることが示唆された。
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