<目的>ヒト癌細胞株を用いてPMFと併用することにより、Cisplatin、Carboplatin、daunolycinの細胞障害活性を高めるか否かを検討した。 <方法>A-431細胞やHT-29細胞を100又は250パルス/秒(pps)で1時間磁界に曝露した。曝露時に細胞浮遊液に抗ガン剤を加えた。その後、細胞浮遊液を96穴プレートに移し、さらに72時間培養した。付着した細胞のみを固定し、Sulforhodamine Bを加え、細胞を可溶化後、吸光度を測定して細胞障害活性および増殖能を算定した。 <結果>100又は250ppsのPMFへの1時間曝露でCarboplatinのみがA-431細胞に対する細胞障害活性を増強した。PMF非曝露に比べ、同じ細胞障害活性を得るのに68%の濃度で十分であった。CisplatinおよびDaunorubicinの細胞障害活性の増強はなかった。一方、HT-29細胞では250ppsのPMF1時間曝露でDaurorubicinはコントロールに比べ、43%の濃度で同じ細胞障害活性を示した。Carboplatinの細胞障害活性も増強したが、Cisplatinへの効果はなかった。PMF単独ではHT-29細胞、A-431細胞療法の増殖を軽度増殖した。
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