研究のタイプ: 医学/生物学の研究 (experimental study)

[ラットの歯の微量元素含量に対する電磁界と抗酸化物の影響] med./bio.

Effect of electromagnetic fields and antioxidants on the trace element content of rat teeth

掲載誌: Drug Des Devel Ther 2017; 11: 1393-1398

この研究は、高圧の発生源からの超低周波(ELF)電磁界ラットの歯の微量元素含量に及ぼす影響と、抗酸化物(メラトニンおよび霊芝(Ganoderma lucidum: GL))によるその影響の相殺を調べた。平均体重250-300gの雄のWistarアルビノラットを8群に分け、変圧器からの高圧(最大10kV)のELF電磁界平均2.48μTおよび80.3V/m)を8時間/日、26日間(グループI、II、III)または52日間(グループV、VI、VII)印加した。グループIVおよびVIIIは、それぞれ26日間および52日間の偽ばく露対照群とした。グループIIおよびVIにはGL(20mg/kg)を、グループIIIおよびVIIにはメラトニン(10mg/kg)を毎日投与した。ばく露終了時、麻酔下で前歯を抜去し、歯を純水中で保存した後に、微量元素濃度(mg/kg)を評価した。その結果、グループV(52日間のELFばく露群)と比較して、グループVII(52日間のELFばく露メラトニン投与群)では、亜鉛およびストロンチウムの統計的に有意な濃度が認められた(P<0.05)。著者らは、ELF電磁界ばく露は歯の特定の微量元素含量を変化させ、一部の微量元素の値はメラトニンおよびGL投与後に正常値に戻る、と結論付けている。

影響評価項目

ばく露

ばく露 パラメータ
ばく露1:

ばく露1

主たる特性
周波数
タイプ
  • electric field
  • magnetic field
ばく露装置
Sham exposure A sham exposure was conducted.
パラメータ
測定量 種別 Method Mass 備考
磁束密度 2.48 µT mean 測定値 - -
電界強度 80.3 V/m - 測定値 - -

ばく露を受けた生物:

方法 影響評価項目/測定パラメータ/方法

研究対象とした生物試料:
調査の時期:
  • ばく露後

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