[携帯電話放射に関する2年間のNTPがんバイオアッセイ研究において反響チャンバ内でばく露されたマウスおよびラットの生涯ドシメトリ評価] tech./dosim.

Life-Time Dosimetric Assessment for Mice and Rats Exposed in Reverberation Chambers of the 2-Year NTP Cancer Bioassay Study on Cell Phone Radiation

著者: Gong Y, Capstick M, Kuehn S, Wilson P, Ladbury J, Koepke G, McCormick DL, Melnick RL, Kuster N
掲載誌: IEEE Trans Electromagn Compat 2017; 59 (6): 1798-1808
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この研究は、米国環境健康科学研究所（NIEHS）の米国毒性プログラム（NTP）による2年間がんバイオアッセイ研究用に設計された反響チャンバばく露システムでばく露を受けた齧歯類の生涯にわたる詳細なドシメトリ分析を行った。臓器および組織のばく露一様性に最も優れるとして選択された周波数（マウスは1900MHz、ラットは900MHz）に、それぞれ個別ケージにおいて無拘束状態で受けたばく露の特性を分析した。全身平均SAR、空間ピークSAR、臓器別SAR、さらには、ばく露環境、動物の成長速度および姿勢の違いが原因で生じる不確かさおよび変動を評価した。その結果、全身平均SARに比べ、高含水組織（血液、心臓、肺）は約4dB高く、低損失組織（骨および脂肪）は約9dB低かった；全ばく露期間にわたるSARの最大不確かさは<49%（包含係数k = 2）と推定された；ばく露群間の相対的不確かさは<14%（k = 1）、瞬間的変動（1分間平均）は<13%（k = 1）であり、他の長期ばく露研究プロジェクトに比べて小さい値であった，と報告している。

ばく露