[ムコールサブチリシムス産生の線維素溶解活性をもつプロテアーゼに対する静磁界の影響] med./bio.

Static magnetic field effects on proteases with fibrinolytic activity produced by Mucor subtilissimus

掲載誌: Bioelectromagnetics 2017; 38 (2): 109-120

この研究は、タンパク質分解活性をもつ粗酵素抽出液に対する静磁界SMF)の影響を調べた。タンパク質分解酵素および線維素溶解酵素の工業的利用の改善を目的としている。微生物ムコールサブチリシムスの固相発酵から得られた粗酵素抽出液に、永久磁石を用いて、やや非一様性があるSMF(微量遠心管の垂直方向に対して0.100-0.170 T、あるいはペトリ皿の水平方向に対して0.01-0.122 T)のばく露を与え、ばく露終了から24時間後に繊維素溶解アッセイを実施した。その結果、SMFに対してフィブリンモノマーが反応する可能性が示唆された、と報告している。

ばく露