[思春期を通して連続した1日1時間の900 MHz電磁界ばく露後のSD雄ラットにおける腰部脊髄の形態および組織生化学上の有害な影響] med./bio.

Adverse effects in lumbar spinal cord morphology and tissue biochemistry in Sprague Dawley male rats following exposure to a continuous 1-h a day 900-MHz electromagnetic field throughout adolescence

掲載誌: J Chem Neuroanat 2016; 78: 125-130

この研究は、SD雄ラット(n=24;21日齢)を用いて、思春期(出生後22日目から60日目まで)を通して連続した1日1時間の900 MHz電磁界EMFばく露が腰部脊髄に及ぼす影響を調べた。ラットは同数の3群(無処置対照群擬似ばく露群、EMFばく露群)に分けられた(ばく露パラメータは抄録には不記載)。ばく露終了後、全ラットから腰部脊髄を摘出し、それぞれの組織を二分して、一方は生化学分析のために冷凍保存、他方はそのまま組織病理学的および免疫組織化学的分析した。その結果として、EMFばく露群では、灰白質での形態学的不規則性、白質から灰白質への浸潤などが顕著であった等々の観察的知見、それから生化学的知見を報告している。

ばく露

研究助成