医学／生物学の研究

[海馬CA1錐体ニューロンに着目した電力周波数外部電界の認知機能へのあるかも知れない影響] med./bio.

The possible consequences for cognitive functions of external electric fields at power line frequency on hippocampal CA1 pyramidal neurons

著者: Migliore R, De Simone G, Leinekugel X, Migliore M

掲載誌: Eur J Neurosci 2017; 45 (8): 1024-1031

この研究は、電力周波の外部電界が認知プロセスでの神経活動を擾乱する可能性について、形態学的および生物物理学的に現実性のある海馬CA1錐体ニューロンの3次元モデルで検討した。シミュレーションの結果、電力周波数、通常環境レベルの電界強度の振動電界は、海馬CA1錐体ニューロンの発火頻度および一過性スパイク分布特性を有意に変化させる可能性が示された；このような影響は、電磁界に対するニューロンの特異的、瞬時的な空間的相対位置、シナプス入力特性の両者に強く依存する、と報告している。

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