この研究は、静磁界およびフロレチン(抗酸化剤)がヒト線維芽細胞の酸化還元ホメオスターシスに及ぼす影響を調べた。無処置の線維芽細胞およびフロレチン添加した線維芽細胞にそれぞれ0.4、0.55、0.7Tの静磁界のばく露を与えた。スーパーオキシドジスムターゼ1および2(SOD1、SOD2)、グルタチオンペロキシダーゼ(GPX1)、ミクロソーム・グルタチオンS転移酵素(MGST1)、グルタチオン還元酵素(GSR)、カタラーゼメッセンジャRNA(CATmRNAs)を定量的RT-PCR法で分析した他、スーパーオキシドジスムターゼ(SOD)、グルタチオンペロキシダーゼ(GPx)およびカタラーゼ(CAT)の活性を市販キットで測定した。その結果、実験した全ての群のSOD1、 SOD2、GPX1、MGST1、GSR、CATmRNAのレベルは、対照群(フロレチン無しでかつ磁界ばく露無し)と比較して有意差がなかった:SOD、GPx、CATの活性にも変化がなかった:静磁界は細胞の酸化状態にネガティブな影響を及ぼさず、またフロレチンの抗酸化的性質は静磁界下で増強されなかった、と報告している。
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