この研究は、カンジダ・アルビカンスの遺伝子配列α-Int1に対する900MHz電磁放射の長期ばく露の影響を調べた。10本のポリスチレン管それぞれに1 mlのカンジダ・アルビカンス懸濁液を入れ、そのうちの5本には、それぞれ異なるばく露時間(10、70、210、350、490時間)で一定強度(抄録には数字不記載)の900MHz ばく露を与えた。温度は4℃に保った。他の5本は電磁放射から十分離れた距離に置かれた。ばく露後、全ての試料のゲノムDNA抽出を行い、α-Int1をPCR法で増幅し、そのヌクレオチド配列をアガロースゲル電気泳動法で決定した。その結果、全ての試料は、電気泳動の441 bp付近に明確なバンドを表した;増幅されたDNA断片はα-Int1遺伝子に関連していた;ばく露した試料においてα-Int1遺伝子の突然変異は見られなかった、と報告している。
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