この研究は、C57BL/6成獣雄マウスに1.9 GHzのパルス変調波または連続波のばく露を4時間/日、5日間連続で与え、ばく露終了後に脳の各部位での遺伝子発現を全ゲノムマイクロアレイ分析した。ばく露レベルは、全身平均SARで、0(擬似ばく露)、∼0.2W/kg、 ∼1.4W/kgの3条件とした。全RNAを単離したのは、聴覚皮質、扁桃体、尾状核、小脳、海馬、内側前頭前皮質である。その結果、各部位ごとの遺伝子発現には擬似ばく露群に比べ何も違いが見られなかった;多重比較補正無しの場合ではいくつかの遺伝子で発現の差異が見られたが、ばく露レベルあるいは変調の違いによる一貫した変化のパターンはなかった、と報告している。
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