(JEIC注釈:タイトルではoffspringとあるが、抄録にこの単語は使われていない。出生21-46日目にばく露を与え、その影響を調べた、一代の研究である。)この研究は、900MHzの電磁界(EMF)の脊髄への影響を調べた。3週齢のSD雄ラット(n=24)を同数ずつの3群(対照群、擬似ばく露群、ばく露群)に分け、ばく露群は、出生21-46日目の間、毎日1時間、EMFケージに移され、EMFにばく露した。擬似ばく露群は、出力OFFのEMFケージ内で毎日1時間過ごした。ばく露終了後、全ラットの胸部上部の脊髄が摘出され、生化学的および顕微鏡法による検査が行われた。その結果、対照群および擬似ばく露群に比べ、ばく露群のマロンジアルデヒドおよびグルタチオンのレベルは有意に高かった;一方、対照群に比べ、ばく露群および擬似ばく露群のカタラーゼおよびスーパーオキシドジスムターゼのレベルは有意に高かった;ばく露群では、脊髄の萎縮、周辺部での空胞形成、ミエリン鞘の肥厚と不整が光学顕微鏡で観察された、などを報告している。
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