この研究は、皮下脂肪組織の萎縮による良性病変である半円状脂肪組織萎縮症（SL）の原因を明らかにするために、患者（n=42）の居宅における電磁界および電荷の測定、職場に関するデータ、臨床データ（血液および生化学検査、皮膚の超音波検査）を検討した。その結果、ラジオ・TV、無線通信装置からの信号以外の信号は何も記録されなかった；床、空間、種々の家具表面で正の電荷が記録され、これらは全て測定者の皮膚との接触で消えた；静電環境の制御（接地、カーペット・家具などの素材、室内気候、衣類の素材）により患者の病変が改善したとして、SLの主な原因として環境中の電荷の可能性を仮説として提示している。
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