この研究は、高強度、パルス幅ナノ秒の電界パルス(nsEP)により原形質に開けられた小さいが超寿命の細孔の大きさと数の関係を調べるために、YO-PRO-1(YP) とプロピジウム(Pr)という膜完全性マーカの染料の細胞取り込みを定量化した。チャイニーズハムスター卵巣細胞(CHO)に、YPおよびPrを添加した媒質中でnsEPパルス列(1-100発のパルス、パルス幅60ナノ秒、電界強度13.2kV/cm、10Hz)を与え、染料の取り込みを3分間、タイムラプスイメージングでモニタした。その結果、パルスは1発でも両染料の細胞内侵入が検出可能であった;Prのパルス当たりの流入量は一定でパルス数に依存しなかった;YPのパルス当たりの流入量は1、2発で最大となり、5発から100発の範囲ではPrレベルの2倍まで減少する;YP/Pr流入比が5発から100発の範囲で一定であることは、パルス数の増加が透過性を高めるが、その大部分は細孔の数の増加によるもので、細孔の直径の増加によるものではないことが示された、と報告している。
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