[鳥類の耳のフェリチン小体の磁気誘導による挙動：この角皮化フェリチン小体はマグネトソームとして機能するか？] tech./dosim.

Magnetically induced behaviour of ferritin corpuscles in avian ears: can cuticulosomes function as magnetosomes?

著者: Jandacka P, Burda H, Pistora J

掲載誌: J R Soc Interface 2015; 12 (102): 20141087

この研究は、鳥類の内耳有毛細胞に見られる超常磁性の鉄貯蔵タンパク質フェリチンを含む小体（1つの有毛細胞に1個のフェリチン小体が含まれる）が、マグネトソームのように磁気センサとして機能するか否かについて､実験的､理論的に研究した。まず、フェリチン小体の磁化実験により、低レベル磁界における磁化率を測定し、細胞内での磁気誘導性の挙動を推定した。次に物理学的シミュレーションにより、フェリチン小体は弱い地磁気中では変形や回転ができないため、クチクラ板の変形を介した磁気感受性をもたらさないことを示した､と報告している。

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