この研究は、周波数0.5–110 GHzにおける表皮および真皮の誘電特性をインビトロで測定した。皮膚は、表皮、真皮、皮下脂肪など構成成分の異なる層から成っているが、これまでの皮膚の誘電特性測定では、これらの層をまとめて皮膚として測定してきた。また、これまで広く利用されているGabrielのデータの周波数の上限は20GHzであった。このインビトロ測定研究では、表皮および真皮それぞれの誘電特性データを提供し、測定周波数も拡大した。その結果、20GHzまでのデータはGabrielのデータと一致していた;20-100GHzのデータは、Gabrielのデータのパラメトリック推定による外挿値に比べ、大きめの値であった;20GHz以上では、周波数の上昇とともに、パラメトリックモデルによる誘電特性は今回の実験での表皮に値に近づいた、と報告している。
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