研究のタイプ: レビュー (治療に関する研究)

[急性骨折における低強度超音波パルスおよび電磁界パルスの骨成長刺激効果:無作為化制御試験の系統的レビューとメタ分析] review

The effects of low-intensity pulsed ultrasound and pulsed electromagnetic fields bone growth stimulation in acute fractures: a systematic review and meta-analysis of randomized controlled trials

掲載誌: Arch Orthop Trauma Surg 2014; 134 (8): 1093-1106

このレビュー論文は、急性骨折における低強度超音波パルス(LIPUS)および電磁界パルスPEMF)の骨成長刺激効果を調べた無作為化制御試験の文献をレビューし、現時点での証拠の程度をメタ分析した。文献検索の範囲は、PEMFまたはLIPUSを用いた成人の急性骨折治療に関する無作為化臨床試験についての、1980-2013年間の医学論文とした。介入研究の系統レビューに関するコクランのハンドブックのクライテリアにしたがって、検索された研究のバイアスリスクを査定して研究の強さ決定した。その結果、13件の試験研究(737人の患者)が分析に選択された;13件のプール分析では、偽関節の割合は、PEMF、LIPUSとも対照群と有意差がなかった;放射線学的に癒合が確認されるまでの時間は、非手術処置の骨折および上肢の骨折においてのみ、PEMFまたはLIPUSの刺激効果が見られた、と報告している。

影響評価項目

ばく露