<目的>脳卒中、鬱病などいくつかの疾病と地磁気活動の変化との関連性が報告されている。6-OHMSとの関連を60-Hz磁界及び光照射との組み合わせで検討する。 <対象・方法>142(abstractと違う)名の発電、送配電及び事務職を対象とした。夜間6-OHMS濃度と夜間尿量を測定した。地磁気の日変化はコロラド州ブルダーのU.S.Geological Surveyから3時間のk-指数(Ak)を用いて評価した。k-指数は24時間あるいは36時間にわたって平均化した。地球の磁気活動はaverage antipodal(aa)指数を求めて評価した。個人の60-Hz磁界及び光曝露はEMDEX Cメーターを用い15秒毎に記録した。 <結果>表1に24時間、36時間のk指数及びaa指数と6-OHMSの排せつ量を≦30nTと≧30nTに分けて表示。k指数の36時間値及びaa-24h、-36hで30nTより強い日には6-OHMSが有意に低いことを示す。表2にはカットポイントの上下での比較を示すが、35nTより高いところで有意差あり。60Hz磁界との関係では4分割した最も弱い群と最も強い群でk指数36h群で有意差がみられた(表なし)。表3には光照射との関係を表示、光照射の弱い群で36h k指数30nTを境に有意差がみられる。 <結論>地磁気活動が大きく60-Hz磁界曝露量も大きい日には6-OHMF排せつの低下も大きかった。このオーバーラップは今日まで報告された実験結果の不一致を説明する助けになるかもしれない。
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