[パルス電磁界はドーパミン作動性MN9D細胞系において神経突起伸長を増強する] med./bio.

Pulsed electromagnetic fields potentiate neurite outgrowth in the dopaminergic MN9D cell line

掲載誌: J Neurosci Res 2014; 92 (6): 761-771

この研究は、ドーパミン作動性細胞系MN9Dの形態学的な神経細胞への分化に対する低振幅非熱的レベルのパルス無線周波電磁界PEMF)の影響を調べた。細胞の培養液は3条件(ウシ血清(+)、ウシ血清(-)、Bt2cAMP添加)とした。Bt2cAMPは神経突起誘発剤である。PEMF(27.12MHz正弦波バースト振幅5μT、バースト幅5ミリ秒,バーストの繰り返し周波数5Hz)のばく露には、培養器内の培養皿の棚の下に置いた直径19cmコイルを用いた。ばく露は、2条件(PEMF1:1日に30分間を1回、PEMF2:1時間につき15分間を繰り返し継続)で3日間行った。その結果、ウシ血清(-)群、Bt2cAMP添加群では神経突起長が有意に増加した;PEMFばく露した場合、両群では同様に突起長は有意に増加したが、ウシ血清(+)群では増加の程度は小さかった(この場合、PEMF2処置の方が効果は大きかった);PEMFばく露は、細胞体の幅を増加させ、タンパク含有量を低下させた、などを報告している。

ばく露

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