この研究は、ドーパミン作動性細胞系MN9Dの形態学的な神経細胞への分化に対する低振幅、非熱的レベルのパルス化無線周波電磁界(PEMF)の影響を調べた。細胞の培養液は3条件(ウシ血清(+)、ウシ血清(-)、Bt2cAMP添加)とした。Bt2cAMPは神経突起誘発剤である。PEMF(27.12MHz正弦波のバースト、振幅5μT、バースト幅5ミリ秒,バーストの繰り返し周波数5Hz)のばく露には、培養器内の培養皿の棚の下に置いた直径19cmコイルを用いた。ばく露は、2条件(PEMF1:1日に30分間を1回、PEMF2:1時間につき15分間を繰り返し継続)で3日間行った。その結果、ウシ血清(-)群、Bt2cAMP添加群では神経突起長が有意に増加した;PEMFばく露した場合、両群では同様に突起長は有意に増加したが、ウシ血清(+)群では増加の程度は小さかった(この場合、PEMF2処置の方が効果は大きかった);PEMFばく露は、細胞体の幅を増加させ、タンパク含有量を低下させた、などを報告している。
このウェブサイトはクッキー(Cookies)を使って、最善のブラウジングエクスペリエンスを提供しています。あなたがこのウェブサイトを継続して使用することで、私たちがクッキーを使用することを許可することになります。