この研究は、静磁界下での7日間の培養によるイヌおよびウマの脂肪組織由来間葉系幹細胞(CaAdMSCおよびEqAdMSC)の増殖および形態学的な変化を毎日調べた。ばく露は、磁石間隙(0.5 T)に培養皿を置いて行った。その結果、Alamar Blueによる細胞増殖アッセイでは、静磁界ばく露期間中、EqAdMSCは高い増殖状態を維持したのに対し、CaAdMSCでは増殖度が低下した;細胞数倍加時間(PDTの推定値は、EqAdMSCでは、対照群に比べ、静磁界ばく露群の方が短かったが、CaAdMSCでは長くなった;倒立光学顕微鏡および蛍光顕微鏡による形態と細胞構成の観察では、両種の細胞ともに変化は見られなかった;走査型電子顕微鏡による微小胞(MVs)の観察では、静磁界ばく露群でEqAdMSCは多数のMVsを有していたが、CaAdMSCは分泌活動の低下が見られた、と報告している。
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