この研究は、ラットの椎間板(IVD)に対するパルス電磁界(PEMF)の影響をインビボで調べた。PEMFには10Hzまたは100Hzの方形波パルス(磁界強度5mT)を用い、ばく露群は1日2時間、12週間のばく露を受けた。成獣雄Wisterラットを6群に分けた(各群6匹):LF群(椎間板無処置、10Hzばく露)、HF群(椎間板無処置、100Hzばく露)、LF/IDD群(椎間板変性の外科的誘発(IDD)処置、10Hzばく露)、HF/IDD群(IDD処置、100Hzばく露)、IDD群(IDD処置のみ)、対照群(椎間板無処置、PEMFばく露なし)。アポトーシスのマーカとして、椎間板細胞のカスパーゼ3、Bax、Bcl-2、β-アクチンのバンド強度を測定した。その結果、IDD群では、対照群に比べ、切断型カスパーゼ3レベルおよびBax/Bcl-2比が有意に上昇した;LF/IDDおよびHF/IDD群では、IDD群に比べ、切断型カスパーゼ3レベルおよびBax/Bcl-2比が有意に低下した;PEMFのみをばく露した群では、対照群に比べ、アポトーシスマーカの有意な上昇は見られなかった;LF/IDDおよびHF/IDD群では、対照群に比べ、Bax/Bcl-2比の有意な低下は見られなかった、と報告している。
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