[マウスの妊娠および胚発生に対する強い静磁界への反復ばく露のインパクト] med./bio.

Impact of repetitive exposure to strong static magnetic fields on pregnancy and embryonic development of mice

掲載誌: J Magn Reson Imaging 2014; 39 (3): 691-699

この研究は、強い静磁界子宮内で反復ばく露した仔マウス(C57Bl/6J)を、出生時から生後8週間まで観察した。交配を確認した雌マウスを入れたケージを、1.5Tおよび7TのMRIのボア中央の患者位置およびボア開口部の医療スタッフ位置で均一静磁界ばく露した。2つの位置での磁界強度は、1.5T機では約1.495Tおよび0.495T、7T機では約6.979Tおよび1.046Tであった。ばく露は、1日75分間、受精後1.5日目から18.5日目まで行った。擬似ばく露群は、模擬的ボアで同様の処置を行った。ばく露終了後、磁界のない環境で通常の出産、出産後8週目まで体重測定などの観察を行った(3週間目で離乳)。結果として、出産した母ラット数(出生仔ラット数)は、1.5T開口部ばく露群23(95)、1.5T中央ばく露群26(127)、7T開口部ばく露群25(132)、7T中央ばく露群39(227)、擬似ばく露群32(185)、ケージ対照群35(178)であった;静磁界ばく露群で、妊娠率、妊娠期間、産仔数、死産、出生仔の奇形・性別・出産後の死亡について、何も影響は見られなかった;1.5T 以上の子宮ばく露を受けた8週目までの仔ラットでは、対照群に比べ、体重増加、目が開く時期に若干の遅れが見られた、と報告している。

ばく露

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