この研究は、スイスアルビノマウスの空間記憶に対するマイクロ波(MW)ばく露の影響、および全脳のタンパク質濃度を調べた。ばく露にはホーンアンテナの近傍界を用い、10GHz、0.25 mW/cm 2(全身SAR 0.1790 W/kg)に、1日2時間、30日間ばく露した。ばく露群、擬似ばく露群は各12匹とした。ばく露終了後、両群の全マウスに2日間モーリス水迷路テスト(MWT)の訓練をした。その直後に、各群6匹を屠殺して脳内タンパク質レベルを測定した。残りは引き続き6日間、MWTで空間学習の達成度を測定し、その後直ちに、同様に脳内タンパク質レベルを測定した。その結果、ばく露群、擬似ばく露群とも、MWT訓練中、避難時間(水迷路水面下に設置した台に上がるまでの時間)が有意に減少した;本試験では、ばく露群で、擬似ばく露群に比べ、避難時間の遅延の平均時間が有意に高かった;それと同時に、全脳のタンパク質レベルの低下が見られた、と報告している。
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