この著者回答は、著者の論文へのBeekhuizenらのコメント(本誌電子版2013年6月8日受理)に応じたものである。論文の主目的は、「小-中規模の屋外環境におけるRF-EMFばく露の実験的評価を行う測定ベースの新手法として、逐次的代理モデル(SSM)の概念を示すこと」であり、この手法の大きな強みは、「前もって環境の情報(基地局や送信機の正確な位置やアンテナ情報、建物の特性)を必要としないこと」であると説明している。これらの情報は入手困難なことが多く、信頼性の確認も難しいことを考えれば、SSMは、もっと洗練された他のモデルに比べて遜色がない結果を示したと、述べている。また、追加的な情報が利用可能な場合、規模の拡大ならびに時間変動や垂直方向の評価をSSMで取り扱うことも可能であると反論している。この目的のために、著者は本文中にBurgiらの論文を何度も引用し、追加的な情報を用いたSSMではその分測定コストが低減できることを検討していると述べている。以上から、Beekhuizenらのコメントは当を得ていないと述べている。
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