[超低周波電磁界および音楽変調した治療用電磁界にばく露したヒト原発性関節炎の軟骨細胞のプロテオミクス] med./bio.

Proteomics of human primary osteoarthritic chondrocytes exposed to extremely low-frequency electromagnetic fields (ELF EMFs) and to therapeutic application of musically modulated electromagnetic fields (TAMMEF)

掲載誌: Electromagn Biol Med 2014; 33 (1): 3-10

この研究は、原発性関節炎患者の大腿骨頭から単離した軟骨細胞培養し、超低周波電磁界(ELF; 100Hz)および音楽的な変調をした治療電磁界(TAMMEF)ばく露の影響を調べた。20人(男女10人ずつ)の患者から採取した軟骨細胞培養標本を、患者毎に擬似ばく露群、ELF群、TAMMEF群に分けて、それぞれ1日30分間、2週間の処置を行った。ばく露の強度についてはELF、TAMMEFとも数ガウスと記述されているのみである。細胞の生存力を、実験2、7、14日目にその日の処置が終了後測定し、2週間のばく露期間終了後に細胞を溶解して、プロテオーム解析を行った。その結果、生存力にはELF、TAMMEFにより違いが見られた(2日目では3群で違いがなく、7、14日目ではELF群が他の2群より有意に低下した);細胞の核、細胞質細胞内器官由来のタンパク質発現について、3群間の多重比較検定の結果を示し)、タンパク質発現にも多様な違いが見られた、と報告している。

ばく露

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