研究のタイプ: 疫学研究 (observational study)

[母親の電離及び非電離放射線ばく露が新生児の出生時体重に及ぼす影響の研究] epidem.

The study of the effects of ionizing and non-ionizing radiations on birth weight of newborns to exposed mothers

掲載誌: J Nat Sci Biol Med 2013; 4 (1): 213-217

この研究は、電離および非電離放射線への母親のばく露新生児の出生時体重の関連を疫学調査した。対象者は1200人の初産の母親で、彼女らの産んだ新生児はShirazの新生児スクリーニングプログラムに登録された。母親へのインタビューと記録調査により、母親の妊娠前および妊娠中のX線検査歴などのデータ、新生児の計測および疾患異常の検査結果のデータを収集した。その結果、一般的な電離および非電離放射線発生源(歯科X線検査、非歯科X線検査、携帯電話コードレス電話、ブラウン管)のばく露を受けた母親の新生児ばく露を受けなかった母親の新生児の出生時体重中央値に有意差はなかった、と報告している。PMCID: PMC3633280

研究の目的(著者による)

電離及び非電離放射線へのばく露と出生時低体重のリスクとの関連を調査するため、イランにおいて研究を実施した。

影響評価項目/リスク推定のタイプ

ばく露

ばく露評価

調査対象集団

調査規模

タイプ
合計 1,200
統計学的分析方法:

結論(著者による)

52.75%の母親が携帯電話、21.5%がコードレス電話、15.5%が陰極線管モニタを妊娠中に使用していた。
妊娠中に一般的な電離放射線(例:歯科または歯科以外のエックス線撮影)及び非電離放射線の発生源(携帯電話コードレス電話陰極線管モニタ等)にばく露された母親の新生児と、ばく露されなかった母親の新生児の平均体重に、統計的有意差は認められなかった。

研究助成

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