[ラットの脳のグルコース代謝に対する915 MHzのRFIDへのばく露の影響：フッ素-18FDGマイクロPETを用いた研究] med./bio.

The effects of exposure to 915 MHz radiofrequency identification on cerebral glucose metabolism in rat: a [F-18] FDG micro-PET study

著者: Kim HS, An YS, Paik MJ, Lee YS, Choi HD, Kim BC, Pack JK, Kim N, Ahn YH
掲載誌: Int J Radiat Biol 2013; 89 (9): 750-755
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この研究は、ラットの脳のグルコース代謝に対する915MHzRFIDへの全身ばく露の影響を、フッ素-18で標識したデオキシグルコース（[F-18] FDG）の代謝をポジトロンエミッション断層撮影（PET）する方法で調べた。RFID信号への全身ばく露には反響チェンバを用い、1日8時間、週5日で2週間あるいは16週間の2通りのばく露実験を行った。全身平均SARは4 W/kg となるよう計算により調整した。36匹のSD雄ラットを、2通りのばく露実験のケージコントロール、擬似ばく露、RFIDばく露の各群に6匹ずつ分けた。ばく露後に撮影したRET画像データから、大脳皮質と小脳での[F-18] FDGの取り込み量を定量化し、前頭、側頭、頭頂の各皮質の関心領域の値を小脳の値で標準化した。その結果、RFIDばく露群の前頭、側頭、頭頂の各皮質における相対的なグルコース代謝速度は、ケージコントロール群、擬似ばく露群に比較して違いがなかった、と報告している。

ばく露