[担がんマウスの超高周波電磁放射ばく露は胸腺細胞および腫瘍組織の脂肪酸組成を変える] med./bio.

Exposure of Tumor-Bearing Mice to Extremely High-Frequency Electromagnetic Radiation Modifies the Composition of Fatty Acids in Thymocytes and Tumor Tissue

掲載誌: Int J Radiat Biol 2013; 89 (8): 602-610

この研究は、超高周波電磁放射(EHF EMR)の抗腫瘍効果における脂肪酸(FA)の役割を調べた。HER EMRは、ホーンアンテナにより、42.2 GHz、0.1 mW/cm 2 の遠方界全身ばく露を1日20分間、5日間与えた。担がんマウスはエールリッヒ固形がん細胞を植え込んで作成した。各群7匹の成獣雄BALB/cマウスから成る、対照群(正常マウスの擬似ばく露)、HER EMRばく露群(正常マウス)、がん細胞成長観察群(担がんマウスの擬似ばく露)、がん細胞移植+HER EMRばく露群について、ばく露修了後4日目に胸腺肝臓血漿筋肉がん組織のFA成分を比較した。その結果、HER EMRばく露群およびがん細胞成長観察群では、全ての組織で一価不飽和FA成分の増加と多価不飽和FA成分の減少が見られた;がん細胞移植+HER EMRばく露群では、胸腺細胞でのFA成分が正常マウスでの成分にまで回復していたが、その他の組織の成分は、EHF EMRばく露群またはがん成長観察群での変化と顕著な差がなかった、などを報告している。

ばく露

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