[中間周波磁界はC57BL/6Jマウスの海馬における記憶機能関連遺伝子の発現に影響するか?] med./bio.

Can intermediate-frequency magnetic fields affect memory function-related gene expressions in hippocampus of C57BL/6J mice?

掲載誌: J Toxicol Sci 2013; 38 (2): 169-176

この研究は、C57BL/6Jマウス(8週齢)の海馬における記憶機能関連遺伝子発現、および関連する伝達分子に対する中間周波磁界(IF-MF)の影響を調べた。ばく露した磁界は21 kHz、3.8 mTで、1日2時間、2週間ばく露した。擬似ばく露群、ばく露群(ばく露後24時間で分析)、回復群(ばく露後1週間で分析)はそれぞれ、雌雄各3匹の計6匹とした。その結果、NMDA受容器サブユニットNR1、NR2A、NR2BのmRNA発現の相対レベル、転写因子(CaMK-IV、CREB-1)、神経栄養因子(NGFBDNF)は有意に変化しなかった;組織学的分析を行ったが、海馬の形態にも有意な変化はなかった、と報告している。

ばく露

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