<目的> マウスのストレスに関係するホルモンが電磁界曝露で影響されるか否かについては相反する報告がある。本研究では、思春前期の子羊に長期間電磁界を曝露してコーチゾル及び成長に影響があるかどうかを検討する。 <対象・方法> サフォーク種雌子羊を曝露群10匹(8.1±0.1週令)、コントルール群10匹(8.0±0.1週令)に分け、曝露群は送電線下に、コントロール群は229m離れたところにそれぞれ24mの囲いを造り、Table1に示すように4月から翌年2月まで観察した。血液は頚静脈に留置カテーテルから5-6mlを48時間にわたり採取し、コーチゾルはRIA法により定量した。体重、体毛も測定した。 <結果) Fig1-4に示すようにコーチゾルの値は曝露群とコントロール群で有意差はなかった。また体重、体毛の成長にも両群で有意差はみられなかった。 <結論> 電磁界曝露はストレスにはならない。
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