この論文は、骨折治癒効果があると言われるパルス磁界(PEMF:繰り返し周波数15 Hz の10 msのバースト[パルス幅200 μs×45パルス]、磁界強度は4 mT)と骨量減少および骨粗鬆症を誘導するデキサメタゾン(1 μM)の組み合わせばく露の効果について、骨芽細胞MC3T3-E1を用いて調べた。その結果、PEMFおよびデキサメタゾンは、それぞれMC3T3-E1の増殖を増加および減少させたが、組み合わせばく露ではPEMFがデキサメタゾンの効果を消滅させた;組み合わせばく露ではインシュリン様成長因子IGF-1のmRNA発現の上方調節、デキサメタゾン誘導性のシクロオキシゲナーゼ 2 (COX-2) mRNA 発現の減少の改善が見られた、などの所見を報告している。
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