本研究では、空気絶縁式110kV変電所での作業に関連した電界、ならびに電流密度及び接触電流への職業的ばく露を調べ、EU指令2004/40/ECのアクション値を超えるかどうかを分析した。4人のボランティア作業員に4種類の変電所作業をさせて測定した結果、頚部での平均電流密度の最大値は、最も高い場合1.8 mA/m2(体内電界計算値は9.0~18.0 mV/m)、接触電流は、最も高い場合79.4μAであった。変電所での測定値は全て、EU指令2004/40/ECの限度値(10 mW/m2)、及び2010年のICNIRPガイドラインの基本制限(頭部の中枢神経系の組織、ならびに頭部及び胴体の全ての組織に対して、それぞれ0.1及び0.8V/m)よりも低かったと報告している。
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