【目的】2種のショウジョウバエ(Drosophila melanogaster、Drosophila hydei)の発生とバイアビリティ に対する静磁界の影響を調べること。【方法】2種のショウジョウバエは、二重馬蹄形磁石が発生する静磁界の中または外において発達(卵-成虫)を終了した。卵を入れたばく露バイアルは、磁極の間隙(47 mm)に置き、平均磁界60mTにばく露させた。対照バイアルは磁界発生源から十分に遠ざけて置いた。【結果】静磁界ばく露は、2種の両方において、発達時間 を減少させたが、統計学的有意差があったのはD. hydeiのみであった。また、2種の両方において、磁界ばく露群は、対照群に比べ、平均のバイアビリティ が有意に弱いことが見いだされた。【結論】これらの結果から、60 mT の静磁界は、個体の胚発生と後胚発生の種々のレベルに影響を与えるストレッサーとなる可能性があると考えられた。
このウェブサイトはクッキー(Cookies)を使って、最善のブラウジングエクスペリエンスを提供しています。あなたがこのウェブサイトを継続して使用することで、私たちがクッキーを使用することを許可することになります。