【目的】成獣マウス筋肉のアセチルコリン(ACh)受容体をエンコードする遺伝子導入細胞において、リガンド依存性イオンチャネルの動力学に対する静磁界の影響を調べること。【方法】巨視的電流および単一チャネル電流の測定は、アウトサイドアウト法(ピペット開口部で切り取った細胞膜が外液に露出している状態)およびセルアタッチ法(ピペット開口部を細胞膜に密着させた状態)によるパッチクランプ法により行った。培養細胞は、最大180 mTまでの不均一な静磁界にばく露された。5℃から50℃の範囲の目的の温度にコントロールして測定を行った。【結果】アセチルコリン誘起の巨視的電流および単一チャネル電流に有意な変化は見られなかった。電流減衰時定数の温度依存性は期待通りに観察されたが、磁界がチャネルの動力学に与える影響は見られなかった。
このウェブサイトはクッキー(Cookies)を使って、最善のブラウジングエクスペリエンスを提供しています。あなたがこのウェブサイトを継続して使用することで、私たちがクッキーを使用することを許可することになります。