この研究は、灌漑用水、サヤエンドウ(Pisum sativum L var. macrocarpon)種子、ヒヨコマメ(Cicer arietinum L)種子を磁気処理し、それが出芽、初期成長、苗の栄養成分含有量に及ぼす影響を温室で実験した。実験に用いたのは、(i) 灌漑用水を磁気処理(MTW群)、(ii) 種子を磁気処理(MTS群)、(iii) 灌漑水および種子を磁気処理(MTWS群)、(iv) 両方とも無処理(対照群)である。2個の永久磁石間に水管をおいた装置(水管内:3.5~136mTの不均一磁界発生)を用い、水流および種子を混ぜた水流を一定にして磁気処理した後に播種し、20日後に収穫した。その結果、対照群に比べMTW群では、出芽率、芽の乾燥重量、苗中のN、K、Ca、Mg、S、Na、Zn、Fe、Mn含有量で有意な上昇が、2種類の豆で見られた;同様にMTS群でも、対照に比べ、出芽率、芽の乾燥重量、苗中の複数の栄養素について有意な上昇が見られた、と報告している。
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