[糖尿病誘発性神経障害に対するパルス磁界の神経生物学的影響] med./bio.

Neurobiological effects of pulsed magnetic field on diabetes-induced neuropathy

掲載誌: Bioelectromagnetics 2010; 31 (1): 39-47

この実験研究は、ストレプトゾトシン(STZ)で誘発した急性および慢性糖尿病ラットパルス磁界(PMF)を与え、糖尿病神経障害の徴候や症状の改善に対するPMF療法の有効性を調べた。STZ注射3日後のラットを急性糖尿病ラット注射6週間後のラット慢性糖尿病ラットとし、その期日からPMFばく露を開始した。研究デザインとしてラットは10群(各群10匹)用意した:急性糖尿病群と体重マッチしたその対照群慢性糖尿病群と体重マッチしたその対照群、RMFばく露した急性糖尿病群、RMFばく露した急性糖尿病対照群、PMF擬似ばく露した急性糖尿病群、RMFばく露した慢性糖尿病群、RMFばく露した慢性糖尿病対照群、RMF擬似ばく露した慢性糖尿病群。PMFは、直径60cmのヘルムホルツコイル内の中心に1匹用ケージを置いて行った。ケージの位置での磁界強度ピーク値は1.5mT、PMFばく露は1時間とした(立ち上がり時間0.5ms、立ち下がり時間9.5msのパルスを1、10、20、40Hzでそれぞれ4分間連続し、各周波数セッションの間に1分間のインターバルをおいたものを1シークエンスとして、この20分間のシークエンスを3回繰り返した)。ばく露は1日1回で1週間継続した。評価項目は、熱刺激や機械的刺激に対する回避反射潜時全血グルコースレベル、体重であった。その結果、痛み回避反射潜時が短くなるなどPMF療法の有効性を示す変化が見られたと報告している。

ばく露

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