<目的>60Hz電界曝露(1.5-1000mV/cmp-p)60分におけるPKCの影響を検討する。 <方法>ヒトHL60細胞を用いる。PKC活性はγ32P-ATPのγ32PがPKC-受容分子(PKC19-31)への移動にて測定する。 <結果>ヒトHL60細胞を用いて60Hzの電界曝露(1.5-1000mV/cmp-p)60分におけるPKCの影響を検討した。ホルボルエステルのPMA(2μM)処理ではPKCが細胞質から核フラクションへ移動した。電界曝露(100-1000mV/cmp-p)では、細胞質のPKC活性は減少したが核内活性の変化は観察されなかった。PMA存在下での電界曝露(33-330mV/cmp-p)では、PKCの細胞質フラクション減少ならびに核内活性の増大はさらに顕著であった。この結果、電界曝露やPMAとの併用により細胞質のPKC活性のdown-regurationは促進され、この現象はmitogenやtumor promoterで見られるものと似ている。
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