目的と方法:トルコのコカエリ州において、大学生229人(男性48人、女性181人)を対象に質問紙法による調査研究を行い、携帯電話使用中に経験した6つの眼症状について、イエーツ補正を用いたカイ二乗検定を行った。結果:6つの眼症状は、眼のかすみ、眼の赤み、視覚異常、眼の分泌、眼の炎症、流涙である。2年以上の使用者では眼のかすみの報告が、2年以下の使用者と比較して有意に増加した(p < 0.05)。携帯電話使用者の中では男性より女性の方が、眼の炎症を有意に多く訴えた(p < 0.05)。
ばく露の詳細情報なし
タイプ | 値 |
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合計 | 229 |
参加者の64.6%が携帯電話を4年以上所有していた。
女性は男性よりも有意に多く目の炎症を報告した(10.4%に対し30.4%)。男性と女性でその他の眼の症状に有意差は認められなかった。携帯電話を2年以上所有しているユーザーは、2年未満のユーザーと比較して、視覚のぼやけを有意に多く報告した。著者らは、携帯電話使用が赤目、視力障害、分泌、炎症、流涙を生じるかも知れないという証拠はないと結論付けた。
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