[電磁気疲労症候群の誘発] med./bio.

Provocation of the electromagnetic distress syndrome

掲載誌: Scand J Work Environ Health 1996; 22 (6): 457-458

背景:今日、スウェーデンでは多くの患者が“電界の恐怖に悩まされている。この現象は10年前には産業衛生クリニックではほとんど知られていなかった。
病歴および検査:35歳男性、配管工。疲労頭痛、集中力の欠如、しびれ感および腕の知覚異常、掌が脂で汚れた感じで、そこに小さな光る斑点を認めた。これらの症状により働くことができなくなっていた。すべての症状は仕事で過労となった時期の後に始まった。彼は主に電界からのマイナスの影響を恐れていた。臨床検査では上肢の神経絞扼を示す徴候が認められた。
誘発試験:この患者は34あるいは100μTで偽の曝露と無作為に混合して全身の電磁コイル中で盲検的に誘発を受けた。無関係の外部からの手がかりに対して盲検状態とした後、この患者はどの電界強度でもその存在またはいかなる症状も検出することができなかった。その結果を知らせたところ、以前の仕事に復帰できるようになった。
結論:胸郭出口症候群を患っていることが疑われたこの患者について、電磁界感受性は客観的に確認できなかった。

ばく露

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