研究のタイプ: 疫学研究 (observational study)

[電気毛布の利用と子宮内膜がんの有病率との関連性] epidem.

Use of electric blankets and association with prevalence of endometrial cancer

掲載誌: Eur J Cancer Prev 2007; 16 (3): 243-250

この研究は、電気毛布使用と女性の子宮内膜ガンの発症との関連性を評価することである。Women's Health Initiative Observational Data Set (n=93 676名)に登録されている情報を使用して、子宮内膜ガンとの関連性をテストした。その中には高齢、生理の年齢、地域、(南部では高い)、高等教育以下、低収入、肥満度指数>25kg/m2、出産経歴、エストロゲンの使用、、エストロゲンとプロジェストロンを使用したことのない人、飲酒歴、脂肪を取り普段のカロリー割合が高い人、電気毛布使用が含まれている。子宮内膜ガンと関係が高い要因を調べたあと、0.001以下P値に関する要因に対し、回帰分析を行った。電気毛布使用者は一度も使用してない人と比べて、子宮内膜ガンの罹患が15%以上高かった(オッズ比=1.15, 95% 信頼区間: 1.03-1.27)。子宮内膜ガンに大きくかかわる変数を制御したあと、電気毛布を20年以上使用した人は、子宮内膜ガンの罹患が36%高かった(オッズ比=1.36, 95% 信頼区間: 1.16-1.59)。子宮内膜ガンの診断前に電気毛布の使用期間を特定できなかったが、20年以上電気毛布を使用している女性は罹患がより高かった。ここでは、子宮内膜がん治療前の電気毛布使用期間を算出することができなかったが、20年以上使用することで、有意にがんの罹患が高かったことが言える。

ばく露

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