CBAマウスを合計5.24GyのX線(260 kV, II mA, 0.45Gy/秒)に4つに分けてばく露し、また生涯を通じて鋸波状の15uTp-pパルスの20kHz垂直磁界にばく露する。同時に磁界のみをばく露したマウスと、磁界非ばく露マウスを設定し、それぞれ生涯にわたり観察を実施した。リンパ腫の発症率はX線にばく露したグループで65.7%、X線と磁界の両方にばく露したグループでは71.4%であった。リンパ腫は、非ばく露のマウスに関しては6.4%、磁界のみにばく露したマウスのは5.7%であった。リンパ腫に関しては、磁界にばく露したグループとその対照グループとの間に統計的に有意な違いは観察されなかった。また血球数ならびにヘモグロビンも、X線照射されたグループとX線と磁界にばく露されたグループとの間に違いは観察されなかった。パルス磁界にばく露したマウスの単核細胞数と白血球数は、ばく露されていないグループと比較して、値が上昇していた。これは2匹のマウスが極端な数値を示したためである。またパルス磁界にばく露されたグループの枝肉重量は、ばく露を受けていない対照グループと比較して大幅に上昇した。
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