前回の研究で、RFプラスティックシーラー作業者群(n=35)は対照群(n=37)に比べて、夜間の心拍数が低いことを示した。今回、同一のグループについて心拍変動(HRV)を分析し、前回見られた現象の基礎に調律異常がある可能性を調べた。その結果、RF作業者群は対照群に比べて、夜間の、HRVの全パワー値およびVLFパワー値の増加が有意であった。前回の研究の知見と併せて考えると、今回の知見は、RF作業者では心拍の副交感神経系調節作用が比較的増加していることを示している。これは、逆に考えれば、RF作業者の長期低レベルの高温ばく露に対する体温調節系および心臓自律神経系調節の適応によるものであるかもしれない。
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