[ラジオ・テレビ放送にばく露した地域における無線周波非電離放射] tech./dosim.

Radio frequency nonionizing radiation in a community exposed to radio and television broadcasting

掲載誌: Environ Health Perspect 2006; 114 (2): 248-253

この研究は、コロラド州デンバーの放送アンテナRF)の近隣住民280人のばく露を定量的に測定した。それぞれの住居について、屋内外のRF電力密度を測定し、GPSにより地理的座標および標高を確認した。地理的情報を持つ可視領域解析モデルで、各住宅とアンテナとの平均距離、住宅からアンテナが見通せる度合(見通し率)を記述した。その結果、RF測定期間2.5日間、1分間平均でデータロガーに記録されたRFレベルは、一部の住宅でかなり変動し、その他の住宅では一定であった;大きな変動はアンテナから1km以内の住宅で見られた;全体として、住宅環境のRFレベル平均値に各住宅で差は無かった;しかし、1年後、2年後のフォローアップでRF測定値に変化がなかったのは、屋外では25%、屋内では38%であった;アンテナへの接近度、標高、アンテナ見通し率のそれぞれが増すこととRFばく露の上昇がそれぞれ関連した; 平均距離>1?3 kmの住宅では、アンテナ見通し率>50%の住宅での屋外RF測定値は、アンテナ見通し率≦50%の住宅のものより13-30倍高くなった;住宅のRFばく露アセスメントには、空間的、時間的要因が寄与するが、GPS/GIS技術の活用でばく露の誤分類が改善させる、と報告している。

ばく露

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